~ビールと発泡酒の違いって?~
更新日:2020年5月11日
突然ですが、皆さんは「ビール」と「発泡酒」の違いってご存じですか? なんとなくビールは値段が高く、発泡酒は安いというイメージだけでとらえられている方も多いかと思いますが、 今回はそれぞれの違いについて紹介していきます。
■実はビール類には大きく分けて3種類ある 「ビール」、「発泡酒」この2つは普段耳にすることが多いと思いますが、 「新ジャンル」という種類はご存じでしょうか? 第三のビールとも呼ばれ、こちらは聞いたことがある方も多いとは思いますが、 実はビール類の中には「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」の3種類が存在します。
・それぞれの定義
ビール:
ビールは麦芽の使用比率が50%以上であること
副原料の重量が使用されている麦芽の5%以内であること
使用できる副原料が定められていてそれを使用していること
発泡酒:
麦芽比率が50%未満
麦芽比率が50%以上だが副原料の重量が使用されている麦芽の5%を超える
麦芽比率が50%以上だがビールでは使用できない副原料が使用されている
新ジャンル:
主原料に麦芽以外の穀物を使用する(その他の醸造酒)
発泡酒に別のアルコール飲料を混ぜている(リキュール類)
※新ジャンルはその中でもカテゴリーが2つに分かれています
というように大きく分けるとそれぞれ上記のような違いがみられます。
一括りで「ビール」と表現される方も多いかもしれませんが、
実は発泡酒や新ジャンルはビールと表現するのは不正解なのです。
■種類によって何が違ってくる? ビール類は3種類あると伝えましたが、 ではこの種類の違いによってどのような影響が出てくるのでしょうか。
・値段の違い お店に並んでいる商品には1本だいたい100円~300円といったように様々な値段がありますが、 この値段の違いが出てくる理由の一つとしてこの種類の違いが挙げられます。 そもそもお酒には酒税法があり、このビール類には麦芽の使用比率によって酒税が設定され、それが価格に影響していることが大半なのです。 つまり前述したように麦芽の使用比率はビール>発泡酒>新ジャンルとなるので、それに伴い値段も違ってくることが多いという事です。 【350mlサイズの各ジャンルの現行の酒税額】 ビール:77.00円 発泡酒:46.99円 新ジャンル:28.00円 正し中には麦芽を50%以上使用しているが、定められていない副原料を使用している等の関係で、 ジャンルは発泡酒になるが税金が高くなりビールと同等の値段やそれ以上になる商品もあります。 ・味わいの違い もちろん人によって好みは分かれるので、一概にこれがいい!というのは言えませんが、 それぞれの味わいの傾向です。 ビール:一番のうまみといえばやはり麦芽由来のコクや苦味でしょう。 この特有の喉越しの良さや苦味を感じ、鼻に抜ける香りは他のジャンルに比べて段違いではないでしょうか。 発泡酒:発泡酒と一言で言っても中には麦芽をたくさん使用してる物や使用できる副原料の幅も広いので、 味わいも様々になります。 よってビールでは楽しめないような味わいを楽しみたい方にはいいかもしれませんね。 新ジャンル:麦芽を使用していないため、独特な苦味やコクを楽しむには向いていないですが、 逆にビールが好みでない方には飲みやすい存在になり、ビールが好きになるきっかけになるかもしれませんね。
■まとめ
さて今回はビール類の定義について伝えましたが、
お酒の中でも一番身近にあるといっていい存在ではないでしょうか。
それゆえに値段を第一に優先してしまいがちだと思います。
しかしそれぞれの違いを知った上で選択するようにすれば、
今までとは違った楽しみ方もできるのではないでしょうか?
ちなみに私は昔によく発泡酒を好んで飲んでいました。
値段が安いというのもありましたが、ビールの苦味が嫌いで飲んでいたというのもあります。
しかしこのようにビール関して深く知っていくうちに、今ではビールのコクや苦味がたまらなく大好きになりました。
また、余談ですが今年2020年10月に酒税法の改正が実施される予定です。
これに伴い上記に挙げた金額の違いも大きく変わってくるでしょう。
それにより今まで敬遠しがちだった商品も気軽に自宅で楽しめる時代がくるかもしれませんね。
今後の動向が楽しみです。
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