シュワワ♡
更新日:2020年5月11日
特別な日に乾杯、特別な方に贈り物といえば『シャンパン』が思い浮かぶ方も多いと思います。
食卓にシャンパンがあるだけでいつもと少し違った雰囲気が楽しめますよね!
さてこのシャンパンですが、少し詳しく知ることで今まで何気なく飲んでいたシャンパンをもっと楽しく飲むことができます。
今回はシャンパンについてお伝えしていきます。
~今更聞けないスパークリングワインとシャンパンの違い~
意外と知らない方も多いかもしれないですが、発泡性のワインはすべてシャンパンという訳ではありません。
発泡性ワインを総称してスパークリングワインと呼び、シャンパンもスパークリングワインに含まれます。
ではシャンパンと名乗る為にはどのような条件が必要になるのでしょうか。
シャンパンの定義は、フランスのシャンパーニュ地方で造られ尚且つフランスのワインの法律に規定された条件を満たしていないといけません。
■主な規定
・決められたブドウ品種を使用(シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ)
・他のワインと区別し、ワインの準備はシャンパン用のワインだけを保管する建物で行う
・出荷までに最低15か月間瓶内で熟成させる
・トラディショナル方式(瓶内二次発酵)で造られたもの
・1ヘクタールあたりの最大ブドウ収穫量
etc・・・
このような条件を満たしたもののみ『シャンパン』と名乗ることができます。
シャンパンだと思って飲んでいたものが実は普通のスパークリングワインだったなんて事もあるかもしれませんね・・・
シャンパンの場合は必ずラベルに「Champagne」と表記されてるので分かりやすいです。
~シャンパンの種類~
・ノン・ヴィンテージ
スタンダードなタイプで、複数年のブドウをブレンドし、
味が安定していていつでも同じ味が楽しめます。
・ヴィンテージ(ミレジメ)
ブドウの出来が良かった年のみ製造し、年ごとの味わいの違いがでます。
毎年造られるわけではないのでノンヴィンテージに比べると高級です。
・プレステージ
メーカーが威信をかけて造る最高級品です。
最上級の畑のブドウを主体に造られます。
・ブラン・ド・ブラン
フランス語で「白の白」という意味で、白ブドウのみから造られる。
シャルドネ100%で造られることが多い。
・ブラン・ド・ノワール
フランス語で「黒の白」という意味で、黒ブドウのみから造られる。
ピノ・ノワール100%で造られることが多い。
・ロゼ
黒ブドウの果皮を果汁に漬け込んで色素を抽出する方法によって造られている。
美しいピンク色で、中には赤やオレンジもあります。
基本的にはフルーティーな香りと味が楽しめバランスが良く様々な料理にも合わせやすい。
~味わいスタイル(甘辛)による分類~
日本酒に甘口・辛口といった表現があるように、ワインにも存在します。
シャンパンの味わいは、出荷される直前に添加される糖分の量によって分類されます。
1Lあたりの糖分含有量によって分けられ、飲まなくてもある程度の甘辛度が予測できるようになってます。
・糖分量3g以下(極辛口)/Brut Nature(ブリュット・ナチュール)
・糖分量6g以下(極辛口)/Extra-Brut(エクストラ・ブリュット)
・糖分量12g以下(辛口)/Brut(ブリュット)
・糖分量12g~17g(中辛口)/Extra-Sec(エクストラ・セック)
・糖分量17g~32g(中辛口)/Sec(セック)
・糖分量32g~50g(甘口)/Demi-Sec(ドゥミ・セック)
・糖分量50g以上(極甘口)/Doux(ドゥー)
シャンパンは辛口が主流となっており、大部分は辛口の系統に分類さます。
よく店頭で見かけるのはBrut(ブリュット)ではないでしょうか。
また、最近では糖分量3g以下のBrut Nature(ブリュット・ナチュール)がトレンドになっており、
ブドウ本来のほんのりとした甘味とコクが感じられる絶妙なバランスを持ってます。
~まとめ~ このようにシャンパンには沢山の種類があり、 生産者によって醸造過程に細やかな違いがある為いろいろな味があります。 また、料理やデザートと合わせることで、その組み合わせは無限大です。 是非自分の好きなシャンパン、料理との組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか。
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