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  • 山本恵子

ミックスナッツのキャラメリゼ金山寺味噌風味

暖かな日もありますが、師走です。さすがに冷え込みますね。

こんにちは、山本恵子です。

アーモンドのキャラメリゼはよく見かけるお菓子。さらにチョコレートでコーティングしてココアパウダーまでかけてあるボリュームのあるものもありますね。

今回はミックスナッツで作ってみました。甘さの味にプラスの味噌風味です。 

歯ごたえのあるカリッカリのナッツにまとわせた金山寺味噌の甘じょっぱさが味わいを深いものにしています。

歯ごたえのある乾いた甘さと舌にも絡む湿り気のある甘さ。なんだか懐かしい味のおつまみになりました。

ナッツをつまんだ指にも金山寺味噌はつきますから、今夜は無礼講で。

指も時々なめながらリラックスした時をショットグラスのウイスキーでクイッ!ゆるりとお過ごしください。

今夜はこれでカンパーイ!




・・・・・・・・・・・・

今回の発酵ポイントは金山寺味噌。これはご飯のおかずにもなる「なめ味噌」です。和歌山県、千葉県、静岡県で作られている特産品で故郷の味として食べた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は静岡県静岡市の生まれ。小さなころから親しんできたおかず味噌でした。

鎌倉時代に中国の仏教禅寺径山寺(きんざんじ)で修行した僧が持ち帰り開山、そのときに伝えた径山寺味噌が由来となり今の金山寺味噌になったと言われるのがよくいわれている説です。

大豆の皮を取り炒って2つ割、米、麦と合わせて蒸して麹を作り、塩、砂糖を混ぜてウリ、ナス、ショウガなどの野菜を入れて混ぜ合わせ桶に詰めて重石をのせて約半年間ほど熟成させて作ります。寺で夏野菜を冬に食べるための保存食だと伝えられています。市販品では甘さをより出すために水飴が入っているものがありますね。


【所要時間】30分

【材料】(1人分 約220円)

ミックスナッツ…50g

(味付けなし素焼きのもの)

水…大さじ2

グラニュー糖…30g

金山寺味噌…40g

バター…10g


○バターは無塩でも有塩でも使えます。お酒のおつまみですから味が濃くても大丈夫!お好みでどちらでも。


【作り方】

1.フライパンに水を入れます。

【必ず先に水を入れてください】

そこにグラニュー糖を入れます。

 

2.フライパンを中火よりやや弱火にかけます。水が少なくて焦げずに全部溶けきるかどうか心配になると思いますが、ここはジッとがまん。絶対にかき回さずにそのまま見守ることが大切。

 

3.水が沸騰して小さな泡が出始め砂糖がまわりから溶け始めます。全量溶けきるとその泡が大きく粘りのあるものになってきます。ここまで3分は確実にかかります。





4.大きく粘りのある泡に煮詰まってきたらミックスナッツを入れて絶えずやさしくかき混ぜ続けます。溶けた砂糖がナッツのまわりについて一度全体が白く固まり始めますが手を休めずにかき混ぜ続けます。




5.フライパンの温度がさらに上がりまわりに白くついた砂糖が少しずつ再び溶け始めます。溶けた砂糖がカラメルソース化して香ばしい香りもしてきます。

絶えずかき混ぜ続けていれば焦げる心配もないので忍耐が肝心です。



※白くこびりついた砂糖が少し溶けて上の方から少しカラメル化してきた部分が見えています


6.ナッツについた砂糖が完全に溶けてカラメル化したらバターを入れて全体に回るようにすばやくかき混ぜ、続けて金山寺味噌を入れてサッとからめ合わせます。


7.火からおろして、オーブンペーパーの上にあけ、スプーンなどを使って一粒ずつバラバラにほぐします。ここを急いでやらないと冷えてひとかたまりになってしまうので、ここは手早く!





8.冷えて固まれば盛り付けてもまわりについた金山寺味噌もあって、くっつくこともありません。少しナッツが温かくてもおいしく食べられます。



※カラメルと金山寺味噌でツヤツヤの仕上がり!



○この甘じょっぱさ。乾いた&湿った感。どこかで?どこかで?と思っていたら、あぁ、ぬれせんべい的な!でした。

ピーナッツ味噌にも通じるところはありますね。日本人はあの感覚、好きな方が多いように思えます。

そしてもともと金山寺味噌に入っていたナス!小さいころから金山寺味噌の中に入っているナス好きでした。

今回天盛りのてっぺんにのせましたが、この味、この食感。このおつまみでのナイスサポーター!実にいい仕事をしていると思います。


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つまんで呑んでいたらなんだかご飯が欲しくなってしまいました〜。あら!もうシメ?(笑)♡




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